何よりも大切なのは、子どもの時間を大切にすること
ピーターさんは育休を2回とっており、1回目は70日間、2回目は55日間。育休中の主なスケジュールは、やはり子どもと過ごす時間が大半です。例えば、子どもとスポーツをしたり、映画を見に行ったり、もちろん一緒に食事もしに行きます。その中でピーターさんが大切にしていたことは「子どもがしたいことを一緒にし、楽しむ」ということでした。何よりも子どもの時間を大切するのかが重要とのこと。
育休を取るか取らないか、取りやすいか取りづらいかに仕事は関係ない
まだまだ課題が多い日本とは対照的に、スウェーデンでは育休が取りやすいことで有名です。ピーターさんも、育休を取ることにプレッシャーは感じなかったそう。ピーターさんが35歳のときに勤めていた会社は大きく、当時のピーターさんは重要なポジションに就いていました。それでも、会社から育休を取ることを勧めてくれたのです。ピーターさんは、「育休を取るか取らないか、取りやすいか取りづらいかに仕事や職種は関係ない」と言います。
日本との違いに対して、「スウェーデンの社会は育休制度に対してポジティブだけれど、日本はまだまだネガティブ。男が仕事に行って、女は家にいなければいけない(子育てに専念する)という固定観念を捨て、若い世代がこれからそのような考えや社会構造を変えていくべきだと思う」ともお話してくれました。
育休を取ることがリフレッシュに 子どもからインスパイアされることも
ピーターさん曰く、育児のクオリティは、とにかくすべてを子どもにフォーカスし、共に過ごすことが大切で、短時間で補えるものではないとのこと。 育休を取ることが自分のリフレッシュにもなるし、子どもと一緒に過ごすことによって、自分が子どもからインスパイアされることも多々あるそう。
子どものやりたいことを手助けしてあげられるというのがよかったという感覚は、聞いていて非常に新鮮であり、イクメンに限らず、育児中の皆さんに感じてほしいものだと思いました。